患者さんひとりひとりの生き方や
暮らしに合わせた医療を提供する
みんなのための診療所です
「みんなの北診療所」は家庭医療を基盤とした、なんでもだれでも相談できる「みんなのための」診療所です。
患者さんは患者である前に、自分の人生を生き、日常生活を送る一人の人間です。病気や体・心の不調は、患者さんの生活や人生のつまずきの石となったり、時には生活や人生を破壊してしまうこともあります。わたしたちはこうした病気を治すのはもちろんですが、元通りに治らない場合でも、患者さんが自分らしい日常生活を取り戻せるように、様々な専門家や地域の方々と連携してサポートします。
家庭医とは
家庭医とは、「家庭医療」という医学の一分野の専門医です。専門医ですが、内科や外科、精神科などがスペシャリスト(一つの分野に特化した人)とすると、家庭医はジェネラリスト(幅広い分野を俯瞰してみる人)です。病気だけを診るのではなく、患者さんの生活背景や不安なども含めた「病い」全体を診るのが特徴です。
いま話題になっている総合診療は、家庭医療をベースにした分野です。総合診療専門医は、内科専門医や外科専門医などと同様、19番目の専門医として正式に認定されています。家庭医療専門医は、日本プライマリ・ケア連合学会が認定する専門医資格で、いわば総合診療専門医の発展型といえます。
わたしたちの診療所は、この家庭医療を基盤に診療を行っています。

当院の特長

気軽に相談できる
近所のお医者さんです
近所にあって、気軽に受診できる診療所にします。紹介状は必須ではありません。ほかの病院に通院していたけど中断してしまった、引っ越したけど紹介状を書いてもらうのを忘れた、という方も、まずは相談してください。
電車、バス、商店街と同じような、日常生活のインフラとして診療所を利用してください。
なんでもみます
どこにかかったらいいのかわからない、こんなこと医者に相談していいの?…でもほかに相談するところが思いつかない そういった迷いも含めて、なんでも相談できる診療所です。
もちろん必要であれば専門医に紹介しますし、治らないこと、解決しないことにも伴奏します。

対応する診療科 |
内科: 慢性疾患(心不全、糖尿病、高血圧、喘息など)、感染症(風邪、膀胱炎、肺炎など) 外科: 小さな傷、腰痛、膝関節症、捻挫 皮膚科: 湿疹、アトピー性皮膚炎、水虫、粉瘤、床ずれ 精神科: 認知症、抑うつ、適応障害、パニック障害など 小児科: 風邪、喘息、皮膚疾患、乳幼児健診、予防接種、不登校 婦人科: 更年期障害、月経不順、緊急避妊 予防医療: 各種ワクチン、健康診断、禁煙外来 |
いろんな年齢層、人種、性別の人が受診できる「みんなのための」診療所です。

自分たちだけでなく、
他の専門科と連携します
いくつもの病院や専門科にかかっていて通院が大変、薬が多く困っている…そんな方も多いと思います。そんなときはわたしたちが他の病院と連携し、交通整理をお手伝いします。
また、認知症やパーキンソン病、圧迫骨折などの日常生活に支障が出る病気では、医療だけではなく、介護サービスとの連携が必要です。わたしたちは、高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)、ケアマネージャーや訪問看護、訪問介護などと連携して患者さんの生活を支えます。
不登校や家庭内暴力の問題など、学校や公的機関、カウンセラーとの連携が必要な場合もご相談ください。
ずっと診ます
糖尿病や高血圧などの慢性疾患があり、定期的に通院が必要な方だけでなく、ときどき受診したい人も、間があいていてもずっと診ます。風邪をひいたとき、お腹の調子が悪い時、インフルエンザのワクチンを打ちたいとき、健康診断を受けるとき、そんな必要なときだけ受診したい場合に、まずわたしたちの診療所を思い浮かべてほしいのです。なにかあったときに相談できる、「知ってるお医者さん」として、長期的な信頼関係を築いていきます。


ひとりひとりの生き方や
暮らしに合わせた医療を提供します
血圧が高くなってきてタバコをやめるように指導されたけど、いまタバコをやめるなんて無理、糖尿病が悪化して薬を増やされたけど、夕食後の薬はどうしても飲み忘れてしまう…そこにはなにか理由があるはずです。仕事のストレスがひどくて解消法がタバコしかない、会社から急いで帰って子どもたちをお迎えに行き、バタバタで夕食をつくって食べさせ、薬を飲む暇がない…
患者さんは病気の治療をしているだけではありません。毎日仕事をしたり、家族の世話をしたり、学校で勉強したり、親の介護をしなければならないのです。わたしたちは、「健康」になることを目的とするのではなく、毎日の生活を維持するためのリソース(資源)として「健康」を捉えています。病気の治療だけではなく、日常生活の維持を優先して治療計画を一緒に考えます。
地域とのつながりを大切に
私たちは医療の枠を超えて、地域のつながりを大切にしています。例えば孤立しがちな高齢者の方々と一緒に犬の散歩を楽しみ、自然な交流の場をつくっていくというプロジェクトを考えています。これは医療では解決できない「社会的処方」の一例です。また、商店街の一員として、地域社会に貢献していきたいと考えています。


医療生協の診療所です
生協は組合員が出資金を出し合い、みんなで利用、運営する団体です。スーパーでおなじみのコープ(購買生協)は食品や日用品を主に扱いますが、医療生協は医療や福祉、介護を扱います。どちらも消費生活協同組合法(生協法)に基づき運営されています。
みんなの北診療所は、もともと、「生協北診療所」という名前で、現在も「東京ほくと医療生協」に属している生協の診療所です。
患者さんには組合への加盟をおすすめしていますが(予防接種などが割引になります)、加盟していなくても受診できます。組合に加盟していなからといって不利益はありません。
わたしたちが加盟している医療福祉生活協同組合連合会の理念や活動方針については下記を参照してください。
https://www.hew.coop/aimis